【LPL2020】とんでもないダークホースが出た
世界王者、勝てず!
昨年の世界王者FPXがさらなる躍進どころか、17チーム中16位という激ヤバな展開になっている。ゲーム内容も運悪く、偶々、といった負け方では無く、キャッチをされ、ガンクを刺され、負けている。そしてそのFPXを下したチーム、現在2-0で2位のeStarがめちゃくちゃに注目されている。
eStar?聞いたことないけど、どこ?
今年から参入のチームで、メンバーも他チームの控えメンバーやユースチームから集められた新人チーム。唯一、SUPのShiauCは台湾・香港・マカオ地域PCS(旧LMS)のflash wolfsに所属していたときにMSI(世界大会)で結果を残したが、それ以外のメンバーは1部リーグでの出場すら無いことがほとんどだ。
誰もが勝てないと思っていたが世界王者相手に勝ってしまったわけだ。
なにが強いのか?
・JGとSUP主導のキャッチの動きが正確。
・8分のヘラルドへのアプローチがうまい。
・サイドレーナーへのキャッチの動きが本当に多く、そしてほとんど成功させている。
・JGの早い段階のガンクや敵のジャングルへのプレッシャーなどもレーナーとともに上手く決めている印象がある。
SUPのShiauC選手がレーン戦や集団戦、キャッチの場面でのエンゲージが巧く、"勝てる戦い"を演出するのに一役買っている。
・ショットコーリング役が誰なのかはわからないが、めちゃくちゃ的確な判断をチーム単位で行なっている。
スター選手が大活躍するチームでは無くチーム全体が巧く動いている。チーム名はe"Star"だけど。
総括
LPLを割と見てる人でも名前を聞いたことない選手ばかりの新人チームが"良い勝ち方"を強豪相手に続けて現在2位。このダークホースが結果を残し続けるのか、そしてFPXはこのまま沈み続けるのか?今後も注目していきたい。
2020Spring開幕!メタについて書く
まもなくLPL中国リージョンspring split2020が開幕する。10.1のOPチャンピオンやメタチャンピオンについて軽く書いていく。
TOP モルデカイザーが割とOP。中国地域でよく使われていたが、中国地域はモルデカイザーが好きな印象があるので他リージョンで使われるかは微妙か。次いでパンテオン、レネクトン、エイトロックス、JGがリーシンやその他ADチャンプの場合はランブルなども。10.1でバフされたジェイスやレネクトンのカウンターであるクインもそこそこ見ると思う。カミールやイレリア、フィオラなどのスプリットファイターもチームによるが出てくると思う。優先度は高くない。ケイルは死んだ。
JG worldsのメタとそんなに相違が無い。リーシン、エリス、グラガス、次いでエコー、レクサイ、ジャーバン。基本的にはソロレーンがAPの場合はAD、逆の場合はAPのジャングラーを取る。APジャングラーが欲しい時にタリヤをピックするチームもいくつかあった。
MID パンテオン、キヤナ、アカリ、レネクトン、ライズ。ライズだけ例外だが、ファームの時間が短いチャンピオンが好まれてる印象。他にもルブラン、ランブル、シンドラ、リサンドラなど割となんでもピックされてる。中国ではノクターンやルシアンなども割と多くピックされていた。中国と過激なマイナー地域以外だとピックされないかも?
ADCミスフォーチュン、セナの二強。次いでルシアン、ヴァルス、カイサ辺りか。BANされて泣く泣くザヤを取らされるバンピックの展開もよく見た。アフェリオスは未知数。
SUPレオナ、ノーチ、スレッシュ、終わり!
いいオチがついたので終わりです。今年はLCKがめちゃ楽しみ。
worlds2019 ピックや各チームについてダラダラと
はじめに
タイトルの通り。雑記に過ぎないので流しながら軽く読んでもらえると嬉しい。初心者にも見て欲しいので若干の専門用語(赤い文字)解説も最後に書いた。わからない単語があったら教えてくり。
ピックについて
OPと言えるチャンピオンは パンテオン 、キヤナ、シンドラぐらいか。
パンテオンはソロレーンにおける圧倒的な強さやローミング性能、圧倒的タワーダイブ性能。
キヤナはアルティメットのインパクトや機動性、高いバースト力。
シンドラはMID BOTフレックスでディスエンゲージ要素や集団戦でのポテンシャル、単体バーストで評価されている。
それ以外のチャンピオンの評価はチームごとに分かれている印象。特にadcの評価は各チームでも分かれていて、RNG Uziは3連続ザヤをピック(しかも必ず一番最初にピックしている)したのに対して、iG JackeyLoveはザヤよりもエズリアルやカイサを優先しているなど。
各レーン
TOPはフレックスなピック且つレーンでの強さが優先されている印象。レネクトン、ジェイス、アカリ等のフレックスなピックに加え、レーンが強くultのユーティリティ性からガングプランクがtier上位か。
ブラッドミアはmidで使いにくいことに加えてカウンターのエイトロックスにBANを割きたくないため先出しがしにくく落ち目。
ナーはフレックス出来ない且つlv6以前に弱く、序盤のレーン戦も相手次第だが強く出られないのでピックしづらそう。
ケネンはピックされないが全然行けると思う。
サイオンを試しているチームもあるがあまり印象は良くない。
チームによってはライズも脅威。次。
JGは構成やチームの特徴によってピックが変わるのでtierが全てではないが、リーシン、グラガス、エリスの評価が高い。LMS地域やG2はやたらとキヤナを評価しているが、まぁFPX Tianのキヤナジャングルを見たら理由はわかるとおもう。Twitch
TL、C9、はキヤナを取りたがらない印象がある。TL Xmithieがキヤナを使えない、苦手としている説が割とある。DWGはTL相手にキヤナを開けていたが、TL相手だからなのか?
C9はよりアグレッシブな選択のエリスを優先していて、使えるかどうかは不明。
ディスエンゲージ、ピックアップやセミタンクとしての役割を持ちつつダメージが出せるリーシン、グラガス。序盤のプレッシャーが圧倒的なエリスがtier1。次点でジャーバン。
レクサイがリーシンのカウンターとしてピックされ良い結果を出しているので、リーシンのカウンター以外でも見れるかも。
プレイインで割とみたスカーナーがグループステージで一切出てきていないのが意外。BANが進んで困った末に出てきそうだけど弱いと思う。
JG中心のLevi率いるGAM以外は早めにジャングラーをピックしている。
DWGのタリヤはターゲットされてもおかしくないくらい強いと思う。Twitch
BAN枠をJGにあまり割けないので、エリス、キヤナ以外はあんまりBANされなさそう。次。
MIDはフレックスピックが優先されることも相まってピックが多様化している。
アカリ、ルブラン、ライズ、シンドラが頭一つ抜けている印象。ケイルも結果を残しているが、ケイルはチームでの理解度や構成を選ぶこと、序盤に影響力がほぼ皆無な点から優先し難いか。取りたくないけど取られたら面倒だからBAN、みたいな感じ。ただ強さは確実にあるのでday4以降各チームでどのように扱うのかが楽しみ。
ゾーイやオリアナもチームによってはピックされるがやはり優先度は上記のチャンピオンと比べると低め。
トリスターナはSKT faker以外成功してないし地雷な感じが強い。育ってもアカリやルブランなどの多段ブリンク持ちのバーストアサシンがキツすぎるため出てくる場面は限定的か。次。
BOTはカイサ、ザヤの二強。なのだが、それらが消えた際の回答が、それぞれのチームに個性が出ていて面白い。C9 sneakyのハイマーディンガーはとても強かったしターゲットBANされると思う。Twitch
エズリアルはいい結果を残しているしカイサ、ザヤに次ぐpickという認識でいいと思う。
ルシアンはplay in含めて10戦2勝、ほぼ地雷。ブラウムと組み合わせたらまだいけると思うがブラウムが取りづらいし厳しい。
シンドラはBAN率こそ高いが勝率は0パーセントと奮わない。ただ優勝候補と目されているチームは軒並みシンドラをBANする、されているのでシンドラに見切りをつけるのは早計か。評価は未だに高いと思う。次。
最後SUP。
で間違いないと思う。
ラカンはチームにもよるけどほぼ対面がカウンターなので若干出しづらい。ノーチラス、レオナが消えてたら割とチームの色が出ると思う。
DWG berylのポッピーとかめっちゃよかった(上のタリヤジャングルと同じゲーム)。メタチャンピオンが軒並みブリンク持ちなのでポッピーは他チームも注目していると思う。
スレッシュはノーチラス相手に出しづらいがレオナ相手なら余裕で出せるから全然出てくると思う。
NAの事前予想で「ザイラサポート、出てきそうじゃね?w」とか言ってたけどノーチラス、レオナが存在ごと消えない限り出てこないと思う。
ガレンユーミのコンビはEUだけではなく他地域もピックして実際に強かったので今後はBAN率が更に高くなるかもしれない。
最後に
グループステージ前半戦を終えてようやくメタの全貌が明らかになった感じがある。昨年のソロレーン最強決定戦、一昨年のアーデントセンサーのような明確なメタが無く、つかみどころの無い感じはあるが、選手の個人技やポケットピックが例年よりも重要視されるいいメタだと思う。グループステージ後半戦も楽しみだ。読んでくれてありがとう。ところどころに貼ってあるツイッチのリンクは日本語実況解説のリンクで、視聴開始時間も指定してあるから暇があったら観てくれ。完
用語解説
ローミング MIDレーナーがTOPやBOTに行ったり、TOPレーナーが下に降りたりするやつ。
バースト いわゆる瞬間火力 アサシンが一瞬で敵を倒すと「すごいバーストだ!」とか言ったりするやつ。
フレックス 日本語で"柔軟"。ライズみたいにTOPとMIDどっちでも行けるチャンピオンをフレックスピックとか言ったりする。
ディスエンゲージ 相手の仕掛けをいなすこと。アリスターのWで相手を吹っ飛ばしたり。対義語はエンゲージで、相手に仕掛けることを言う。アリスターのWQで相手を捕まえたり。
セミタンク タンクよりかは柔らかいけどある程度硬いファイターとかがよくこう呼ばれる。リーシン、ナー、レネクトンとか。
ブリンク 移動スキル。リーシンとかピョンピョン動き回るでしょ?あれがブリンク
LPL2019spring 注目選手
昨年の世界大会、例年通り韓国LCKが勝つと思われていたが、終わってみれば中国LPLが圧倒的に強かった。韓国一強だったリーグオブレジェンドプロシーンに新たな風が吹いたといっても良いだろう。
リーグオブレジェンドを観戦する上で、やはり選手の特徴などを知っていないと面白みが欠けてしまうと感じる。この人は新人で、この人は韓国からの助っ人で、この人はベテランで・・・こういった情報があればよりゲームの観戦を楽しめるのではないかと思う。
今回は個人的なLPLの注目選手を数名ピックアップしてみようと思う。
SN SwordArT
昨年までは台湾・香港・マカオ地域LMSの最強チーム、Flash Wolvesに所属していたサポート。Mapleと共にsuningへ移籍したのは今年のLPL移籍情報で一番インパクトがあった。個人技が非常に高く、レーン戦や集団戦での存在感も世界トップクラスで安定感もある。
TOP 369
昨年までTopsports Gamingの姉妹チームに所属していた期待の新人十七歳。得意チャンピオンはジャックスで、デビューしたばかりとは思えない個人技で試合をキャリーしていた。
【2018德瑪西亞杯西安站】決賽 TOP vs IG #1 - YouTube
ジャックスだけではなくサイオンやアーゴットなどもとてもうまく、昨年のiG theshyのような存在になれるかもしれない。
JDG levi
国際大会を観ている方なら誰もが知っているであろうベトナムの天才ジャングラー leviが今年からLPL JD Gamingでプレイする。言語面など不安はあるが、彼の活躍を見たいファンはたくさんいるだろう。
FPX doinb
一時引退の噂が流れていたが、Funplus Phoenixのmidレーナーとして今年もLPLでプレイする。Rift Rivalsで見せたクレッドミッドに魅せられファンになった人も少なくないと思う。自分もRift Rivalsからファンである。
The Breakdown: LPLがLCKの牙城を崩した方法(Rift Rivals 2018: RW vs KZ) - YouTube
この動画でdoinbのクレッドが見れます。
WE mystic
自分が顔でファンになった唯一のロルプロプレイヤー。2017年は世界大会でbest4入りしたが、2018年はあまりいい成績を残すことができなかったWE。ジャングラーのcondi、サポートのbenが他チームへ移籍してしまったが、頑張ってほしい。(ただのファン)
最後に
今年もLPLはめちゃくちゃに面白そうですね。全ての試合を観るのはやはり難しいと思うので好きなチームの試合、好きな選手が出場している試合だけ観るのもいいかもしれません。これからもリーグオブレジェンドを観戦する際の役に立てるような文章を書いていこうと思います。(終)
ドランシールドについて 1221
自分が思う"adcにドランシールドを持って欲しい理由"について書いていく。筆者のレートは高くないのであまり参考にしないように。
簡潔に言うと"ドランブレードはリスクが高く、ドランシールドはリスクが低い"と考えている。
ドランブレードの場合、オールインやハラスで一度体力を削られてしまったらリコールか、もしくはダイブに怯えながらタワー下でCSを落とすかという選択を迫られることになる。
一方ドランシールドであればハラスを食らいながらも体力をある程度高く保つことができる。
もちろんマッチアップによってはドランブレードが望ましい場合などはあるが、基本的にはドランシールドスタートが強いとこのように考えている。
このチャンピオンが対面に来たらドランシールドスタートしてほしいリスト
アッシュ、ブランド、ケイトリン、ドレイブン、フィドルスティックス、カルマ、ルシアン、ルル、ラックス、ミスフォーチュン、モルガナ、ナミ、ニーコ、シヴィア、ソナ、ソラカ、トゥイッチ、ゼラス、ザイラ
(下線は特に積んでほしい)
要するに一方的、かつ継続的にハラスしてくるチャンピオン相手にはドランシールドを積んでくれ、という話。以上。